【プロが解説】外壁塗装の“はがれ”を補修する方法|DIYは可能?業者に頼むべき?

外壁の塗装がはがれてきたとき、「自分で補修できるのかな?」「それとも業者に頼んだほうがいいの?」と悩まれる方は多いと思います。この記事では、外壁塗装のはがれの補修方法について、DIYでできるケースと、専門業者に依頼すべきケースの違いをわかりやすく解説します。さいたま市で外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

✅ 軽度のはがれ
- 表面だけ小さくはがれている
- 塗料の浮きやわずかな剥離
→ DIY補修可能な場合あり
✅ 中度~重度のはがれ
- 広範囲にわたって塗膜が剥がれている
- 外壁自体にひび割れやカビ・コケが見られる
- チョーキング現象(白い粉が手につく)あり
→ 専門業者による補修・再塗装が必要

以下は、自分で行える簡易的な補修方法です。ただし、あくまで
一時的な対応であり、長期的には再発の可能性があります。
① 剥がれた部分をケレン(削る)
ヘラやワイヤーブラシで、はがれた塗膜や浮いている部分をしっかり削り取ります。
② 表面を洗浄・乾燥
ホコリやカビを取り除くため、中性洗剤で洗浄後、完全に乾かします。
③ 補修用パテで下地処理
ひび割れがある場合は、パテやシーリング材で補修します。
④ 塗装(タッチアップ)
市販の外壁用塗料(下塗り+上塗り)で丁寧に塗装します。できればローラーや刷毛で二度塗りがおすすめです。

以下は、私たち塗装職人が実際に行う補修作業の流れです。
はがれの再発防止や、長期的な耐久性を考えると、やはりプロの技術が必要です。
➀現地調査と診断
はがれの範囲・外壁の状態・劣化の進行具合を専門機器と目視でチェックします。
➁高圧洗浄
外壁表面のカビ・コケ・汚れを、150kg以上の水圧で洗浄します。
➂下地処理(ケレン・補修)
傷んだ塗膜やひび割れを除去し、モルタル補修・コーキング打ち直しなど、下地からしっかり整えます。
➃下塗り・中塗り・上塗りの3工程
外壁に合わせた高耐久塗料を使い、塗り重ねて密着力を高めることで、再発を防ぎます。

「一部補修で済ませたけれど、結局数年後に全面塗装になった」という事例も多くあります。
長い目で見たコストと安心感を考えて判断するのがポイントです。
【補修でOKなケース】
- はがれの範囲が30cm未満
- 外壁自体の劣化が軽度
- 前回の塗装から3〜5年以内
【全面塗装が必要なケース】
- はがれが複数箇所に広がっている
- チョーキングやひび割れも見られる
- 前回の塗装から10年以上経過

外壁の塗装はがれは、放置すればするほど建物へのダメージが大きくなります。
小さなうちに補修することで、費用も抑えられ、家を長持ちさせることができます。

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埼玉県塗装職人協会 代表理事・中西祐介
慶応義塾大学大学院修了。宅建士。 金融機関勤務を経て、外資系通販会社の代表を10年以上務めた経験を持つ。 実家の屋根・外壁塗装を検討した際、業界のトラブルの多さに衝撃を受け、「お客様にとって間違いのない塗装」を提供するために、職人の友人とともに埼玉県塗装職人協会を設立。 適正価格・高品質な施工を徹底し、安心できる塗装をお届けします。
はがれの補修を検討する前に、まず塗膜の劣化状況を正しく把握することが大切です。以下のようなケースに分けて考えましょう。