安ければ良いのか？外壁塗装業者見積の妥当性について
初めて外壁塗装の見積もりを受け取った際のチェックポイント - 埼玉県塗装職人協会ラボ
外壁塗装の見積もりを複数の業者に依頼すると、塗装業者によって提示される金額には大きな差が出ることがあります。
たとえばハウスメーカー等が保証を盾に提示するような法外に高い金額（30-40坪二階建て住宅、通常工法・塗料、外壁・屋根セット、保証付で200万円超えたら疑ってください）の時だけでなく、実は異常に見積が安い時も要注意です。
大幅な値引きを提示してくれる場合、相場以上の金額で見積を出し割安感を演出している可能性があります。過度な値引きは契約者にも不利益になることがあります。勿論「良心的に安くしてくれている」ケースもあるので、その見極めが大事です。
外壁塗装の工事費用は、足場代、塗料等材料の購入費用、外壁・屋根以外の付帯部の塗装、コーキング等の補修費、人件費など様々な要素で構成されていますが、過度な値引きは、工事の質を低下させる可能性があります。
例えば、決められた回数を塗らない、原価を下げる為に予め決められた塗料のランクを下げる・使用量を減らすなどの影響が考えられます。他には人件費削減のためにスピード重視で作業が雑になる事もありますし、保証が何もついていない（←これ結構大事な要素です）等もあります。
そうなると後々工事箇所のトラブルが発生するリスクがありますし、その時に何も見つからなくて時間が経った後だともう後の祭り、余計なお金や手間がその時に掛かってしまいます。時間が経ち何もなかったとしても手抜き工事の事をお客様が何も知らず証拠が分からなくなったまま月日が過ぎてしまう場合もあります。
勿論多くの外壁塗装業者はまともにやっていますが・・・「他社にお客様を取られるくらいなら、工事の質を落としてでも契約を取りたい」と考える業者も実際にあります。これは大手か中小かを問いません。法外に高い見金額だけでなく、過度な値引きにも十分注意してください。
見積の妥当性については是非、埼玉県塗装職人協会にもご相談ください。他外壁塗装業者の見積についても、お客さんが利益を損なうことが無い事を第一に適切なアドバイスを致します。
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埼玉県塗装職人協会 代表理事・中西祐介
慶応義塾大学大学院修了。宅建士。 金融機関勤務を経て、外資系通販会社の代表を10年以上務めた経験を持つ。 実家の屋根・外壁塗装を検討した際、業界のトラブルの多さに衝撃を受け、「お客様にとって間違いのない塗装」を提供するために、職人の友人とともに埼玉県塗装職人協会を設立。 適正価格・高品質な施工を徹底し、安心できる塗装をお届けします。
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