屋根・外壁塗装工事における 下地処理の重要性

塗装工事はただ塗料を塗れば良いわけではありません。壁面にはホコリや旧塗膜、排ガス汚れ、藻・カビなどが付着しており、これらをしっかり除去しないと塗料の密着が悪くなります。下地処理とは、塗装を行う前に外壁の表面を整える作業のことを指し、塗料がしっかりと付着するために必要不可欠な工程です。
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木工の際にヤスリをかけるのと同じように、下地処理により塗装面を平滑に整えることで、美しく長持ちする仕上がりになります。下地処理の良し悪しは塗装工事の結果を大きく左右します。
下地処理により、汚れやカビ、ひび割れ、サビなどをしっかり取り除き、塗料が定着しやすい状態を作ります。壁面に不着しているホコリやサビ、旧塗膜から浮き出た顔料、排ガス汚れ、苔・藻などを高圧洗浄で洗い落とし、ひび割れなどを補修します。
*素地調整(下地処理)の作業は、その作業内容や方法に応じて大きく1種ケレンから4種ケレンまでの4種類に分類され、さびの面積や塗膜の割れ、膨れなど旧塗膜の状態からどの程度の素地調整を行うかを判断します。
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下地処理は塗料を塗る前のタイミングで行います。
➀足場の設置
➁高圧洗浄等による汚れ落とし(一般的にはここも下地処理工程の一つとされます。)
➂ヒビ割れ補修・下地調整
➃塗らない部分の養生
➄下塗り1~2回(埼玉県塗装職人協会では下塗り2回)
➅中塗り
⑦上塗り
⑧各種手直しと完工検査

施工者の知識不足や手抜きにより下地処理が不十分だと、以下のような初期不良や劣化症状が発生する可能性が高まります。つまり、塗装した意味がなくなるということです。
(1)ヒビ割れの再発
- ヒビ割れの上からそのまま塗装すると、追随できず再度割れてしまう。
(2)塗膜の剥離
- 汚れを十分に落とさずに塗装すると、塗料が密着せず数年で剥離する可能性がある。
- また、メーカー指定の乾燥時間を守らずに塗った場合にも剥離することがある。
(3)塗膜の膨れ
- 下塗り材の乾燥不足のまま上塗りをすると、閉じ込められた水分が気化し、塗膜が膨れる。
(4)サビの再発
- 金属部の防水効果が失われ、水分が触れることでサビが再発する。
- ケレン(サビ落とし)が不十分、防サビ材の塗布不足などが原因。

塗装工事では下地処理が最重要な工程の一つです。
「見えない部分こそ手を抜かないこと」が、塗装の仕上がりと耐久性を左右します。
埼玉県塗装職人協会ではその認識を持ち対応しています。
埼玉県塗装職人協会では、さいたま市を中心に経験豊富な塗装職人と有資格者による無料診断・ご相談を承っています。
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そんな疑問にも、押し売りなしで丁寧にお答えします。
埼玉県塗装職人協会では、適正価格・高品質な施工をお約束します。無料診断も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。あなたの大切な住まいを、安心と信頼の施工で守ります。
埼玉県塗装職人協会 代表理事・中西祐介
慶応義塾大学大学院修了。宅建士。 金融機関勤務を経て、外資系通販会社の代表を10年以上務めた経験を持つ。 実家の屋根・外壁塗装を検討した際、業界のトラブルの多さに衝撃を受け、「お客様にとって間違いのない塗装」を提供するために、職人の友人とともに埼玉県塗装職人協会を設立。 適正価格・高品質な施工を徹底し、安心できる塗装をお届けします。
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