自然と建物の戦い

家の外壁は虫に弱い? その理由と対策を解説!

目安時間 7分

「家の外壁がボロボロになっている…」「小さな穴が空いている…」そんな経験はありませんか?

 

実は、外壁は意外と虫に弱いのです。特に、木造住宅や古い外壁ではシロアリやその他の害虫が原因で劣化が進むこともあります。

この記事では、なぜ外壁が虫に弱いのか?どんな虫が影響を与えるのか?どうやって対策すればいいのか? を詳しく解説します。

1.外壁が虫に弱い理由とは?

家の外壁が虫に弱いのは、以下のような理由があるからです。

① ひび割れや隙間から虫が侵入しやすい

• 外壁にできた小さなひび割れやコーキングの劣化部分から、虫が入り込むことがあります。
• シロアリやカミキリムシなどは、こうした隙間を利用して家の内部に侵入し、柱や構造部分を食害することも。

② 外壁の素材によっては虫が寄り付きやすい

• 木材やモルタルの外壁は、湿気を含みやすく、虫が住みつきやすい環境を作ります。
• 特に木造住宅の外壁はシロアリの被害を受けやすいため注意が必要です。

③ 外壁の汚れが虫を引き寄せる

• 外壁にホコリ・コケ・カビが生えていると、虫が集まりやすくなる
• 特に湿気の多い環境では、ダンゴムシやナメクジなどの害虫が発生しやすくなる。

④ 屋根や雨どいの劣化が影響する

• 雨どいが詰まると、溜まった水が外壁に影響を与え、虫を引き寄せる原因に。
• 屋根の隙間からスズメバチやアシナガバチが巣を作るケースも!
2.外壁に影響を与える主な害虫とは?

虫が苦手な人は多いと思いますが、実は外壁も虫が苦手なんですよ。

🛑 1. シロアリ(特に木造住宅に注意!)

• 木材を食べるため、柱や構造部分に被害を与える。
• 湿気が多い場所を好み、基礎部分から侵入することが多い。

🛑 2. カミキリムシ

• 木材の中に卵を産み、幼虫が木を食い荒らす。
• 外壁だけでなく、屋根部分やウッドデッキにも被害を与える。

🛑 3. ヤスデ・ムカデ・ダンゴムシ

• 外壁の隙間や基礎部分に住みつく。
• 湿った環境を好み、雨の多い季節に増えやすい。

🛑 4. スズメバチ・アシナガバチ

• 屋根や雨どいの隙間に巣を作ることがある。
• 刺されると危険なので、早めの駆除が必要。
家の外壁を虫から守る対策!

➀外壁のひび割れやコーキングを定期的に補修する。

• ひび割れや隙間を放置すると、虫が入り込む原因になる。
• 定期的に外壁のメンテナンスを行い、コーキングの補修や塗装をすることで、虫の侵入を防げる。

➁外壁の汚れをこまめに掃除する

• カビやコケを除去することで、虫が寄り付きにくくなる。
• 高圧洗浄などを活用して、外壁を清潔に保つ。

➂シロアリ対策を行う

• 木造住宅の場合、防蟻(ぼうぎ)処理を定期的に行う。
• 床下換気を良くし、湿気をためないようにする。

➃屋根・雨どいの点検をする

• 雨どいの詰まりを放置すると、虫が集まりやすい環境になる。
• 屋根の隙間がないかチェックし、ハチの巣を作られないようにする。

外壁の素材選びを工夫する

• シロアリに強い「防蟻処理済みの外壁材」を選ぶ。
• 金属サイディングやタイル外壁など、虫がつきにくい素材を選ぶと安心。
タイル外壁
金属サイディング
まとめ:家の外壁は虫の被害を受けやすい!早めの対策を!

🏠 「家の外壁が虫に弱いのでは?」と感じたら、早めの点検・対策が大切!

📩 「外壁の劣化や害虫被害が気になる…」という方は、専門家に相談する

のもオススメ!

虫の種類

被害

対策方法

シロアリ

木材を食害し、家の耐久性を低下させる

防蟻処理・湿気対策

カミキリムシ

木材に卵を産み、幼虫が木を食べる

定期点検・防虫剤塗布

ダンゴムシ・ムカデ

外壁の隙間に住みつく

隙間を塞ぐ・掃除を徹底

スズメバチ・アシナガバチ

屋根や雨どいに巣を作る

巣の早期発見・駆除

本記事原稿著者

埼玉県塗装職人協会 代表理事・中西祐介

慶応義塾大学大学院修了。宅建士。 金融機関勤務を経て、外資系通販会社の代表を10年以上務めた経験を持つ。 実家の屋根・外壁塗装を検討した際、業界のトラブルの多さに衝撃を受け、「お客様にとって間違いのない塗装」を提供するために、職人の友人とともに埼玉県塗装職人協会を設立。 適正価格・高品質な施工を徹底し、安心できる塗装をお届けします。

一般社団法人埼玉県塗装職人協会ホームページ 屋根・外壁の相談と無料診断はこちら

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