外壁に好きな色を塗ったら、うっかり役所に怒られる!?~さいたま市の場合~

「せっかくのマイホーム!好きな色に塗りたい!」
そう思って、派手なピンクや真っ青な外壁にしたら…ある日突然、役所から連絡が!?


さいたま市の中でも、景観が特に重視されるエリアでは、
建築物の色彩に制限がかかる場合があります。
- 大宮駅周辺:都市景観の統一性を保つため、極端に目立つ色は禁止されることも。
- 浦和駅周辺:歴史的な街並みを守るため、落ち着いた色調が推奨されるエリア。
- 岩槻区:城下町の風情を大切にする地域では、伝統的な色合いが求められる。
- 河川沿い・緑地帯:自然環境と調和する色を使わないと指導が入ることも。

「でも、ウチの家は関係ないでしょ?」と思っていても、
実は知らない間に条例の対象エリアになっていることもあるので要注意です!

条例で具体的な「禁止色」が決まっているわけではありませんが、
一般的にNGとされるのはこんな色です。
- 原色系の派手な色(赤・青・黄色など) → 目立ちすぎるため、景観を乱すと判断されることがある。
- 光沢の強いメタリックカラー → 自然な景観になじまず、違和感が出るため避けられる。
- 極端に暗い色(漆黒やネオンカラー) → 圧迫感を与え、周囲の雰囲気と合わない場合がある。

「ちょっとくらい派手な色でもいいでしょ?」と思っても、
近隣住民からのクレームが入ると役所が動く可能性もあります。


万が一、景観条例に違反すると…
- 役所から是正指導が入る → 「色を変更してください」と通知が来る。
- 修正しないと行政指導の対象に → 強制ではないが、対応しないとトラブルに。
- 近隣住民との関係が悪化 → 「あの家だけ浮いてる…」と苦情が出ることも。

外壁の塗り直しはお金も時間もかかるので、最初からルールを確認しておいた方が安心です!


外壁の色を変える前に、以下のポイントをチェックしておきましょう。
✅ さいたま市の景観計画を確認(市役所のサイトや窓口で相談できる)
✅ 自分の家が景観重点地区に入っていないか調べる
✅ 近隣の家の色とバランスを考える(周りとあまりに違いすぎると浮く)
✅ 塗装業者に相談し、問題のない色を選ぶ

「自分の家なんだから、好きな色でいいじゃん!」と思うかもしれませんが、
さいたま市では景観を守るための条例があり、エリアによっては外壁の色にルールがあります。
知らずに塗り替えてしまい、役所に怒られる前に、事前に確認しておきましょう!

「この色は大丈夫?」と迷ったら、自治体や塗装の専門家に相談するのがベストです。
せっかくの外壁塗装を、安心して進められるようにしましょう!

埼玉県塗装職人協会 代表理事・中西祐介
慶応義塾大学大学院修了。宅建士。 金融機関勤務を経て、外資系通販会社の代表を10年以上務めた経験を持つ。 実家の屋根・外壁塗装を検討した際、業界のトラブルの多さに衝撃を受け、「お客様にとって間違いのない塗装」を提供するために、職人の友人とともに埼玉県塗装職人協会を設立。 適正価格・高品質な施工を徹底し、安心できる塗装をお届けします。
実は、さいたま市では「さいたま市景観条例」によって、一部エリアでは外壁の色にルールがあるんです。知らずに塗り替えてしまうと「条例違反だから色を直してください」と指導が入ることも…!