初めて外壁塗装の見積もりを受け取った際、「この金額は妥当なのだろうか？」と疑問に思われる方も多いでしょう。そんなときは、以下の3つのポイントを確認することで、見積もりの適正性を判断しやすくなります。

例えば、一般的な2階建て30坪の住宅＊に屋根・付帯部の塗装をセットした場合のセット費用相場は総額120万円〜150万円程度＊＊とされています。見積もり金額がこれより極端に高い場合は、その理由を業者に尋ねるべきです。逆に、相場より著しく安い場合（外壁・屋根・付帯部セットで100万円を大幅に下回る値段）も注意が必要です。以下のようなリスクが考えられます。

＊30坪・２階建て住宅＝床面積99㎡の場合、外壁塗装面積は床面積を1.2倍し約120㎡位と計算しています。

＊＊細部により差異が発生する為、幅を持たせています。

✔︎見積もりに必要な工程や使う予定の費用が含まれていない。

例えば、足場・養生費用、付帯部費用、コーキング費用。また有料駐車場代を請求する場合等。

✔︎十分な説明なしに耐久性の低い安価な塗料が使用されている。

外壁・屋根塗装の用語集（全般）～用語説明シリーズ - 【公式】埼玉県塗装職人協会

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✔︎見えないところで重要な部分でコスト削減が行われている。

例えば、塗装回数の削減、コーキングをやらない、必要な高圧洗浄をやらない、必要な補修作業をやらない、お願いしたはずの付帯部（例えば、軒天、ガレージ等）をやらない、説明を受けた塗料より安価な塗料の使用等。

例えば、「工事一式 200万円」といった曖昧な表記では、具体的な作業項目や費用配分が不明瞭です。信頼できる業者は、「足場設置・養生」「下塗り・上塗り回数」「塗料種類」など、項目ごとに単価、数量、塗料種類を明示しています。

不明点をそのままにしておくと、後々のトラブルの原因となります。信頼できる業者は、顧客の質問に対して誠実に対応し、理解を深める努力を惜しみません。