亜鉛メッキ鋼板（トタン）は、防錆性をつける為に、鉄の上に亜鉛をコーティングしています。 この亜鉛が酸化して白くなる「白サビ」は初期の段階では問題ありませんが、コーティングが剥がれると本体の鉄がサビてしまいます。亜鉛メッキ鋼板＝トタンにはコストが安い　➁軽量なため耐震性があり、工期が短い　というメリットがある一方で、経年劣化により亜鉛のコーティングが剥がれやすい＝サビやすいというデメリットもあります。このサビを放置すると赤サビや腐食が進行し、穴あき・雨漏り・美観の劣化につながるため、定期的なメンテナンスが必要なのです。

· 初回塗装は築10年以内が理想

· その後は7〜10年ごとの定期塗装が目安

塗膜が剥がれてからでは遅く、「少し白っぽい」「粉が出る」といった軽微な変化の段階での対処がコツです。

（１）高圧洗浄で汚れ・サビを除去 外壁全体をしっかり洗い、密着力を高めます。

（２）ケレン作業（下地処理） サビや古い塗膜をワイヤーブラシやサンドペーパーで除去。

（３）下塗り（サビ止め） 金属用のエポキシ系や変性エポキシなど、亜鉛メッキ対応の錆止め塗料を使用。

（４）中塗り（上塗り１回目）・上塗り（上塗り2回目）、 ウレタン、シリコン、フッ素など用途に応じた耐候性の高い塗料を使用。

· 赤サビの発生 → 穴が空く → 雨水侵入

· 塗膜が剥がれて外観が悪くなる

· 放置期間が長いほど、工事費用も膨らむ

→ たとえば、初期なら数万円の塗装で済んだはずが、 放置で穴あき→張替えとなれば数十万円〜の出費も珍しくありません。

見た目はしっかりしていても、金属素材はサビが進行しやすいもの。 外壁のくすみ、塗膜の劣化、白サビの兆候が見えたら、それは塗り替え等メンテナスのサインです。何かメンテナンスが必要かについてご心配・お悩みがある場合、ぜひ埼玉県塗装職人協会にご相談ください。相談・診断・お見積りはすべて無料です。