塗装工事におけるトラブル

よくある外壁塗装トラブル事例と原因の紹介

目安時間 10分

外壁塗装は、見た目を良くしたり、家を守る大切な役割がありますが、塗装業者や工事内容によっては、思わぬトラブルが発生することもしれません。この話は大手か中小かを問いません。実際に埼玉県のお客様からご相談頂いた外壁塗装トラブル事例と原因の典型的な例をご紹介いたします。

1. 塗装の剥がれや膨れ

塗装工事が終了した後、数ヶ月〜数年で塗膜が剥がれたり、膨れたりするトラブルが最も多いです。

【主な原因】

➀塗装工事における下地処理の不足

外壁塗装において下地処理は極めて重要で、古い塗膜をきちんと除去せずに新しい塗料を塗ると、接着不良を起こして剥がれやすくなります。

 

➁塗料の品質不良・劣化

塗装業者・塗装職人の故意か判断ミスにより起こりま。

 

➂気象条件を無視した施工

雨の日や湿度の高い日に塗装すると、水分が塗膜の下に閉じ込められて膨れの原因になります。

 

④塗料の重ね塗り間隔を1日以上置かない等の不適切さ

通常の塗料であれば、塗装工程を同じ日に2つ以上行えません。

 

2. 色ムラや色違い

完成した外壁の色が、サンプルと明らかに違ったり、部分的に色ムラができたりするトラブルです。

主な原因】

①塗料の攪拌(かくはん)不足

塗料は顔料・樹脂・溶剤が混ざってできていることから、時間が経つと成分が分離したり沈殿するため、塗る前にしっかり攪拌する=均一に混ぜる)必要があります。なぜ攪拌不足が起こるかというと、塗料メーカーが指示する作業を怠るからです。

 

➁施工技術の未熟さ

職人の技術不足によっても起こります。

 

➂乾燥ムラ

天候、湿度、風の強さ、日なた・日影の違いにより100%防げないこともありますが、メーカーが定める塗料の乾燥時間を守らなかったり、塗料の取り扱い(希釈量、攪拌不足等)下塗り(下塗り剤選択、不十分)、一度に厚塗り・均一に塗らない等の職人の技術不足によっても起こります。

 

④純粋な色ムラ

⁻広い面積に同じ色を塗る場合、多くの塗料缶を使用しますが、同じ色でも異なるメーカー・種類・仕様が異なれば色は変わるため必ず同じものを使う必要があり、異なるメーカー・種類・仕様は絶対にNGです。

⁻同じ色・メーカー・種類・仕様でも缶に拠り人の目では分からないレベルで色味が微妙に異なる事があります。原料の微差・製造機械の調整差・製造ロットの差異、保存状態の違い等があるからです。そのため、プロの塗装業者は同じ色・メーカー・種類・仕様でも、複数の塗料缶を使用する場合は、一つの大きな容器にあけて、手動かミキサー等の機械で混ぜ合わせる「色合わせ」をして均一な色にします。

⁻尚、色ムラの話でありませんが、重ね塗りの際に塗り残しが無い様、プロの塗装業者、中塗り(上塗り1回目)、上塗り(上塗り2回目)で、敢えて微妙に色を変えて、塗り漏れを防ぐ事もします。

 

3. 雨漏りや防水不良

塗装後に雨漏りが発生したり、逆に以前からあった雨漏りが解消されなかったりするケース。こ

【主な原因】

➀シーリング(コーキング)処理の不備

シーリングの打ち替えが必要な事は多いです。

 

➁ 外壁のひび割れ補修の不足

ひび割れ補修が必要な事は多いです。

 

➂ 防水対策の不備、雨仕舞い部分の処理ミス

塗装は防水対策において重要ですが、すべての雨漏りを解決するわけではありません。屋根・外壁・窓回り・サッシ・庇・笠木・水切りなどから、雨水が内部に入り込まないように「流す・逃す・防ぐ」処理・設計が必要です。ミスの内容としては、水切り金具の向き・位置のミス、リフォームや補修工事における外壁・屋根の重ね張りや板金の向きのミス、隙間処理の不備、屋根・ベランダ・笠木・水切り等の勾配不足・逆勾配等があります。

 

コーキングとは?基礎知識まとめ~用語説明シリーズ - 【公式】埼玉県塗装職人協会

コーキングとは?基礎知識まとめ~用語説明シリーズ

 

家の付帯部~用語説明シリーズ - 【公式】埼玉県塗装職人協会

家の付帯部~用語説明シリーズ

4. 施工不良によるその他のトラブル

勿論塗装業者に拠りますが、プロでは考えられないような初歩的なミスも意外とあります。特に安すぎる業者や工期を急いでいる業者に多い傾向です。

①塗料の垂れやムラ

➁窓や玄関ドアへの塗料の付着

➂隣家や車への塗料の飛散

④必要な箇所の塗り忘れ

 

5. 契約トラブル

工事内容とは別に、契約面でのトラブルもあります。

➀見積もりと実際の請求額の相違 

 

➁追加工事の強要 - 工期の大幅な遅延

「安く施工します」と言って契約後に、「ここの補修が必要です」と追加費用を請求されるケースは特に多いです。最初から全ての工事内容と費用を明確にしておくことが重要です。

 

➂契約時に約束したアフターフォローの不履行、契約時に「この契約は保証がついていない」等の説明がなかった等

 

住宅リフォーム・紛争解決センターに拠れば、塗装に関する年間トラブル件数は、2022年度同センターへの相談件数35,722件のうち72.5%(25,951件)、2023年度同センターへの相談件数35,569件のうち71.9%(23,408件)とのことです。尚、埼玉県塗装職人協会であれば、本投稿に記載の様なトラブルとは一切無縁なので、ご安心頂けます。

無料診断・セカンドオピニオンも受付中|埼玉県塗装職人協会

埼玉県塗装職人協会では、さいたま市を中心に経験豊富な塗装職人と有資格者による無料診断・ご相談を承っています。
「今の外壁、もう塗っても大丈夫かな?」
「そもそも塗る必要あるの?」
そんな疑問にも、押し売りなしで丁寧にお答えします。

埼玉県塗装職人協会では、適正価格・高品質な施工をお約束します。無料診断も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。あなたの大切な住まいを、安心と信頼の施工で守ります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: houteisiki-sp_01-720x1024.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: houteisiki-sp_02.png画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: houteisiki-sp_03.png

 

👉 無料診断はコチラ一般社団法人埼玉県塗装職人協会

一般社団法人埼玉県塗装職人協会ホームページ 屋根・外壁の相談と無料診断はこちら

 

この記事に関連する記事一覧

この記事を書いた人

saitamatosou
saitamatosou

コメントは3件です

コメントフォーム

名前  (必須)

メールアドレス (公開されません) (必須)

URL (空白でもOKです)

コメント

トラックバックURL: 

本ブログ運用管理を担当する埼玉県塗装職人協会のさいたま塗装太郎です。宜しくお願い致します。

一般社団法人埼玉県塗装職人協会

住所・連絡先
〒330-0845埼玉県さいたま市大宮区仲町2-71ソシオ大宮4F
TEL:0120-987-025(9時~18時)

メール:info@埼玉県塗装職人協会.jp

一般社団法人埼玉県塗装職人協会公式HP

公式HP内お役立ち情報(塗装の豆知識)

  最近の投稿
 人気記事
投稿カテゴリー
カレンダー
2025年5月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
アーカイブ
 サイト管理者
サイト内検索